Webライターを始めたいけれど、「始め方がわからない!」という悩みを持つ方が多いと思います。
簡単に始められるのがWebライターの魅力ですが、分からないことがあっても身近な人に相談できないという方も多いのではないでしょうか。
この記事は、「Webライターをやってみたい!」と思っている方が、スムーズに始められるように、最初にやるべきことを12項目にわけてご紹介しています。
Webライターの始め方を覚えて、一緒に頑張りましょう!
Webライターを始める時にやるべき12STEP
Webライターの仕事は、文章を書くことが苦痛だという人でなければ、誰でも始めることができます。
ネット環境とパソコンがあればすぐに始められるため、副業としてはかなり魅力的ですよね。
わたしは、Googleで「Webライター 始め方」と検索して、ヒットした記事を上から順にひたすら読み漁り、見よう見まねでなんとか始めました。
でも実際にWebライターをやってみたら、「もっと準備してからスタートすれば良かった!」「こんな時はどうしたらいいの?」と思うことがたくさん。
わたしが始めた時の失敗や経験をふまえて、「Webライターを始める時にやるべき12STEP」を詳しくご説明します。
パソコンを購入する
まずはWebライターを始めるのに一番大事なもの、パソコンを用意しましょう。
デスクトップとノートPCどちらがいいかというと、作業場所が固定されず自由に移動できる点や、外出先にも持ち運べることを考えると、圧倒的にノートPCをおすすめします。
わたしは、その時の気分によって部屋を変えて作業するのが好き♪
Webライター業務で使うパソコンでの作業は、主に以下の2つ。
- インターネット検索
- Word、Excel、Googleドキュメント、Wordpressなどのツールで執筆
複雑な操作が必要な案件を専門に扱うのでなければ、パソコンのスペックはそんなに高くなくても大丈夫です。
スマホでも文章作成は可能ですが、以下の理由からおすすめしません。
スマホ画面では見づらい資料がある
スマホ画面では見づらい資料はいくつかありますが、筆者が1番見づらくてストレスを感じるのはスプレッドシートです。
スプレッドシートとは、Googleが提供しているExcel(表計算)ソフトなのですが、クライアントからの指示がこの「スプレッドシート」というもので来る場合があります。
執筆に際して細かなルールや指定がある場合は、スプレッドシートを見ながら執筆することになるため、スマホだと見ながら執筆というのが難しいです。
Googleスプレッドシートアプリをダウンロードすれば、スマホでも見やすくなるため、電車で移動中にスマホで指示内容を確認する、というような使い方がいいと思います。
スマホはショートカットキーが使えない
ショートカットキーが使えないという点も、執筆においては大変不便です。
記事を作成する中で、文章を入れ替えたり切り張りする作業がよく発生するため、コピー&ペーストのショートカットキーが使えないと作業効率が悪くなります。
スマホはドラックするのに時間がかかる
先ほど述べたショートカットキーと同様に、文章をドラックするのに時間がかかると作業効率が悪いです。
上記理由から、ものすごくタッチパッド操作が素早いという方を除いて、ノートパソコンの場合もマウスを使うことをおすすめします。
スマホはパソコンに比べて入力速度が遅い
パソコンに比べて入力速度が遅いということが、スマホでの執筆をおすすめしない一番の理由です。
わたしの場合、3000文字くらいの案件であれば、会社のお昼休みにスマホでさくさくっと作成しています。
ですが、5000文字を超えたあたりから、文章の切り張りや全体を通読する作業がスマホではやりにくくなるため、パソコンで作業する方が圧倒的に楽です。
わたしが受注した案件で一番文字数が多かったのは、15000文字でした(2023年4月現在)
インターネット環境を整える
Webライターを始めるとき、パソコンの次に大事なのがインターネット環境です。
Webライターは調べ物をしながら執筆することが多いため、Wi-Fi環境がないのであれば準備しましょう。
自宅にWi-Fiがある人はそのままでいいと思いますが、これから準備するという方にはポケットWi-Fiがおすすめです。
外出先で仕事をすることもできるため、ポケットWi-FiはWebライターにとってとても使い勝手がいいといえます。
カフェなど、外出先の無料Wi-Fiを使用するという方法もありますが、セキュリティが心配ですよね。
無料Wi-Fiを使用することが多い方は、無料Wi-Fi接続時のデータ通信「盗み見」をブロックするプログラムをインストールしておくことをおすすめします。
ライティングの基礎を身につける
Webライターの案件に応募する前に、ライティングの基礎について学んでおきましょう。
学習ツールは本がおすすめです。
上記に挙げた2冊は、Webライターを目指している人にとって王道中の王道です。
初心者ライターさんは、まずこれらを読んでおけば、「人に読まれる文章の書き方」「Webライターに必要な知識」について学ぶことができます。
「新しい文章力の教室」は、コミックナタリーの初代編集長だった方が書かれた本です。
簡単なようで実は難しいスキルである、「人に最後まで読まれる文章の書き方」を習得することができます。
「沈黙のWebライター」は、わたしが、「Webライターを目指そう」と思ったきっかけとなる方がおすすめしてくれた本です。
Webライターを続けていく上で避けては通れない、「SEO」「YMYL」「E-A-T」などについて、漫画仕立てで分かりやすく解説してくれています。
この2冊の他にも読んでおきたいという方には、以下の本もおすすめです。
- 1年以内に月収20万を達成する!
マイペースにゆるく頑張りたい人向けの、Webライターとして稼ぐロードマップ - 今すぐ始められるWebライターの入門書:未経験から在宅で月20万を稼ぐ方法
Amazonの「kindleunlimited」に登録すれば、この2つの本が月額980円で読み放題になるよ!
仕事用GmailとGoogleドキュメントを登録する
仕事用Gmaiアドレスの取得と、Googleドキュメントを使えるようにしておくと便利です。
WordPressで入稿する場合、ログイン権限付与のためにメールアドレスを聞かれるため、事前に仕事用Gmailを用意しておきましょう。
プライベートと仕事のメールアドレスが同じでも支障がないという人は、仕事用Gmailはなくても大丈夫です。
Googleドキュメントは、Googleアカウントを取得すれば使うことができます。
連絡手段としてチャットワークを使っているクライアントも多いため、無料版でいいのでチャットワークも登録しておくとより便利です。
クラウドソーシングに登録する
初心者が案件を得るためには、クラウドソーシングに登録するのがおすすめです。
クラウドソーシングサイトでは、クラウドワークスとランサーズが大手で有名です。
それぞれの特徴についてご説明していきます。
クラウドワークス
「初心者ライターは必ず登録した方がいい!」と断言できるほどおすすめのサイトです。
クラウドワークスは、クラウドソーシングの国内シェアNO.1のサイトで、他社と比べて案件数が断トツで多いのが特徴になります。
全国で78万社の企業が利用しているため、とにかく案件数が多く、初心者OKの案件も豊富。
副業ライターOKの案件も多く掲載されており、初めて応募する場合も比較的案件が取りやすいのがメリットといえます。
アプリの操作性が良く使いやすいため、初心者でもスムーズに扱うことができます。
ランサーズ
ランサーズも登録必須のクラウドソーシングサイトになります。
案件数はクラウドワークスには及ばないものの、初心者向けの案件が多く掲載されている、国内最大級のクラウドソーシングサイトです。
ランサーズはシステム手数料が一律16.5%、クラウドワークスは報酬額10万円以下の案件についてはシステム手数料が20%、つまり報酬額が10万円以下の場合はランサーズがお得になります。
初心者副業ライターは、報酬額10万円以上の案件を受注することはほぼないと思うので、システム手数料の点ではランサーズの方が使いやすいかもしれません。
ちょっと待って、システム手数料ってなに?
クラウドソーシングサイト経由で案件を受注すると、契約金額から「システム手数料」というものが差し引かれて支払われるのです。
システム手数料を考慮して案件を選ばないと、「労力に見合った報酬じゃなかった・・・」ということになりかねないため、注意しましょう。
渾身のプロフィールを書く
クラウドソーシングに登録したら、まず一番先にプロフィールを充実させましょう。
クライアントは、ライターのプロフィールを見て選考するため、自分の経歴や資格・パソコン等のスキル、アピールポイントなどを細かく記載します。
例を載せますが、細かければ細かいほどいいです。
経歴 | 最終学歴、勤務歴、現在の仕事内容 |
アピールポイント | 自分を採用することで、何が提供できるかを書きます。 自分の得意なものは何か、アピールできることがないか、掘り下げて考えてみましょう。 |
可能な業務・得意なジャンル | (例)ライター業務は構成作成から承ります。 得意なジャンルは、〇〇系・〇〇系です。 〇〇で勤務した経験をもとに、△△ジャンルについてリアルな情報をまとめることができます。 |
保有資格 | (例)日商簿記、英検、TOIEC、FP、宅建などなんでも |
パソコンスキル | MOS:Word、Excel、 Googleドキュメント、Wordpressでの入稿が可能です。 |
稼働時間 | 平日は〇時~〇時、土日は〇時~〇時まで業務可能です。 ご連絡をいただきましたら24時間以内に返信いたします。 |
プロフィールについては、最初に作ったきり放置せず、常にブラッシュアップさせましょう。
わたし自身も、より良い内容になるよう、現在進行形で加筆修正しています。
提案文を作る
プロフィールができたら、次にクライアントに提出する提案文の作成です。
提案文では、自分の経歴や資格・パソコン等のスキルのほか、稼働時間や納品のペース、自分だったらどのような記事が書けるかということをアピールします。
基本情報はプロフィールに書いたことと同じになりますが、次のようなことを加えるといいでしょう。
提案文のテンプレートをあらかじめ作っておけば、複数の案件に応募する場合も効率よく進められます。
経歴や資格・スキルはそんなに内容が変わらないため、メモなどに入力して保存しておけば、提案文を作成する時間が短縮できておすすめです。
安定して案件が受注できるまでは、1日何本も応募することになるため、少しでも時短できるように工夫しましょう。
ただし、毎回まったく同じ提案文をコピペして使い回すのはやめたほうがいいです。
コピペはバレますし、使い回しは印象がよくありません。
1つ1つの案件に対して、熱意を込めて自分の想いを書き上げるのがポイントです。
また、長ければ長い方がいいという情報も見かけますが、クライアントも忙しいため長々とした文章は読み飛ばされる可能性があります。
その案件に不要な情報は盛り込まず、相手軸に立って「知りたい情報は何か?」ということを考えて書きましょう。
案件に応募する
プロフィールと提案文が完成したら、さっそく案件に応募します。
初心者からスタートするのであれば、「初心者OK」「未経験者OK」という案件を見つけて応募します。
未経験者や初心者向けの案件は人気があるため、応募者も多く争奪戦になります。
最初はなかなか受注が取れないこともあるため、いくつか候補を見つけて、複数の案件に同時応募をしておきましょう。
副業ライターは専業ライターに比べ稼働時間が短いため、選考において不利になることがあります。
最初のうちは不採用が当たり前、受かったらラッキーくらいの気持ちで、ガンガン応募しましょう。
テストライティングを受ける
案件によっては、最初にテストライティングを受けなければならないものもあります。
テストライティングで、ライターの文章作成レベルや、文章のテイストが案件にマッチしているかどうかを確認されるのです。
提案文を見ていいなと思ってくれたクライアントがいれば、テストライティングのご案内が届きます。
先方の指示書を何度もすみずみまで読んでから、記事を執筆するのがポイント。
きちんとマニュアルを読んでいないと、「クライアントの指示に従えないライターなんだな」と思われて、そこで不合格になってしまうこともあります。
テストライティングは締め切りまで余裕があっても、なるべく早く提出しましょうね。
結果がわかるまでドキドキする~!
執筆する
テストライティングに合格したら、クライアントから本案件の依頼が届きます。
テストライティングと同じようなテーマの場合もありますし、テーマや指定文字数がまったく違う場合もあるでしょう。
「思っていたテーマと違う、大丈夫かな」など、不安に思うことがあったら、遠慮せずにクライアントへ質問してくださいね。
あやふやなまま進めてしまうと、結果的に先方に迷惑をかけてしまうことがあります。
まずは、与えられたテーマやキーワードについて、インターネット等で下調べをして、文章の骨子を考えてから執筆しましょう。
・・・といわれても、最初はどうしたらいいか分からないと思います。
クライアントから与えられたキーワードを検索し、ヒットした記事を上から順に読んでみてください。
きっと、キーワードや見出しに共通点があることに気が付くと思います(これを競合調査といいます)。
構成作成が必要な場合は、それらのキーワードや見出しを参考にして、自分オリジナルの文章で見出しを作りましょう。
競合調査には、「ラッコキーワード」というツールがとても使いやすいです。
キーワードを入れて検索した時に、自動的に表示される検索候補(サジェストキーワード)を教えてくれるツールで、初心者は無料版でも十分使えます。
納品する
記事ができあがったら、最初から最後まで通して読んで、誤字脱字がないかチェックをします。
この時、声に出して読んだ方が、間違い・文章の流れがおかしい・読みにくいところに気が付きやすいです。
誤字脱字があると、「きちんと最終確認をしないで提出している」と判断されてしまい、次の案件がっもらえないかもしれません。
特に最初は信頼を得ることが肝心であるため、基本的なところをサボらずしっかりやりましょう。
わたしは夜に執筆してその日は納品せず、翌日の朝に誤字脱字チェックをして納品しています。
夜は頭が疲れているため、朝にチェックした方が間違いに気が付きやすいからです。
そして最後に、コピペチェックツールでコピペ率を確認します。
コピペ率が高いと修正が必要な場合があるため注意が必要です。
クライアントから指定される場合もありますが、「CopyContentDetector」という無料のコピペチェックツールを使うと、簡単にチェックができます。
提出前のチェックをしっかりと行うためにも、期限に余裕を持って着手しましょう。
報酬を受け取る
無事検収OKになり記事が受領されたら、クライアントから支払処理を受けます。
支払いはクラウドソーシング経由になるため、基本的には、「納品したのに支払いがされない」といったことはありません。
もし、しばらく経っても支払い対応をしてもらえない場合は、事務局に相談してみましょう。
クラウドソーシングから自分の口座への支払いは、都度払いではありません。
クラウドワークスもランサーズも同じで、毎月15日締め・末日支払い、末日締め・15日支払いです。
支払い口座は、クラウドワークスもランサーズも「楽天銀行」をおすすめします。
楽天銀行なら振込手数料が100円(税込み)ですが、他行であれば500円(税込み)もかかるのです。
せっかく働いて得た報酬から、毎回500円も引かれるのは痛いですよね。
クラウドワークスの場合は、未払い金額が50,000円以上になったら振り込まれるように指定することもできます。
初心者はどんな案件に応募するといいか
初心者はどの案件に応募したらいいか悩むと思います。わたしも3日くらい決められませんでした。
悩むポイントは以下2つではないでしょうか。
- ジャンル
- 単価
それぞれについて選び方のポイントを解説しますので、案件選びの参考にされてみてください。
ジャンル選びについて
まずはジャンル選びですが、自分の好きなジャンル、書けそうかなと思うジャンルから選ぶのがおすすめです。
まったく興味のない案件だと、最初は書くことが1文字も思い浮かばないという人もいると思います。
少しだけ知識があることや、以前から調べてみたいと思っていたことでもいいです。
少しでも興味がある案件があれば積極的に応募してみましょう。
わたしの場合は、本業の経験から保険系・営業系の知識には自信があるため、一番最初に受注した案件は営業系の案件でした。
書くことに少し慣れたら、自分が詳しくないジャンルの案件にも積極的にチャレンジしてみると、リサーチ力や考察力がつきます。
まずは単価の低い案件を1~2件経験する
文字単価0.1円とか0.2円くらいで、「報酬をもらいながら記事の書き方を学べます」「丁寧な添削をします」というような初心者向けの案件があります。
1番最初の案件は、まずは受注すること、そして、実際の案件がどのようなものが体験することが大事なので、このような案件に応募してみるのもいいでしょう。
報酬をもらいながら学ぶ系の案件の中でも、10件、20件というような、件数のしばりがある案件は注意が必要です。
個人的に、感覚を掴むだけであれば、単価の低い案件は1、2件体験すればもういいかなと思います。
件数のしばりがあると途中でやめるのが難しいため、単価の低い案件はなるべく単発のものがおすすめです。
マニュアルがもらえる案件に応募する
最初のうちは、マニュアルがもらえる案件に応募するようにしましょう。
マニュアルには、記事を書く上でのルールが書かれているのですが、正しい文章の書き方のほか、「おかしな日本語の例」「修飾語を置く位置」「文章のねじれの例」などが書かれています。
このマニュアルを読むだけで、文章を書くのが得意ではないという人でも、記事が書きやすくなるでしょう。
わたしの場合、一番最初は単価0.1円の営業系の案件に応募、テストライティングを受け、無事採用していただけました。
「営業資料の作り方」や「成約するためのコツ」のような記事を、添削を受けつつ6件ほど書かせていただき、ライティングの基礎が身につけられました。
「こんなに詳しいマニュアルをいただいていいんすか?!」と恐縮してしまうほど、分かりやすいマニュアルをいただけたので、とてもありがたかったです。
このように、良質なマニュアルに出会えることもあるため、マニュアルがもらえる案件があれば積極的に応募しましょう。
構成ありの案件を選ぶ
記事の骨子となる見出しの作成を構成といいますが、この構成が既にできている案件を選ぶのもおすすめです。
既に構成が用意されていれば、それに沿った内容を調べて記事を書けばいいだけなので、初心者でも進めやすいでしょう。
構成を作成するには、競合調査をしたり、記事の読み手(人物像)を具体的に想定したりする必要があるため、初心者には少し難しい作業になります。
わたしもまだ修行中ー!
仕事を検索する際に、「構成あり」または「構成不要」と検索すると該当案件がみつかります。
単価0.5円~0.9円くらいの案件で実績を作る
初心者ライターは実績がないため、単価が高い案件に応募してもなかなか受注することができません。
よくある「Webライターの始め方」ジャンルのサイトでは、単価1円以上の案件に応募しましょうと書かれていますが、いきなり単価1円以上を受注するのはかなり難しいです。
単価1円以上になると、資格や専門的な経歴があっても、「ライターとしての実績」がないと受注できない案件が多くなります。
運良く受注できたと思ったら、実は問題のあるクライアントだった、という落とし穴があることも。
そこで、まずは単価0.5~0.9円で、初心者・未経験者OKの案件を狙って実績を作りましょう。
単価が低めの案件は、書きやすいテーマであることが多いため、初心者にもおすすめです。
高単価の案件を受注しても、実力が伴っていなければ自分自身が辛い思いをすることになるため、身の丈に合った案件を選ぶようにしましょうね。
クライアントの選び方と注意点
Webライターという特性上、クライアントとは基本的にメールやチャットでのやり取りとなります。
見た目や話し方でなんとなく人柄や人物像などが分かるものですが、メールやチャットではそれが分からないため、不安に感じる方も少なくないでしょう。
案件を選ぶ際にチェックすべきポイントと、早めに離脱した方がいいクライアントの判断ポイントをご説明します。
仕事の詳細が細かく書かれているか
仕事の詳細について細かく書いているクライアントは、イメージしていた仕事内容と受注した案件の内容がかけ離れているということが少ないです。
逆に、仕事の内容をぼやかして書いているクライアントの案件は、後から急に指定文字数が増えたり、募集時に提示されていたものとまったく違うテーマを割り振られたりすることがあります。
「発注から納品までの業務の流れ」、「納期が示されているか」、「文字数を超過した場合の支払いの有無」なども書かれているかチェックしましょう。
個人的には、超過した文字数の支払いをしてもらえない案件は応募しないようにしています。
ルールが細かすぎないか
細かすぎる独自ルールがあるクライアントは要注意です。
ルールが細かすぎると確認作業に手間取り、納期に間に合わせるのが厳しくなる可能性があります。
また、ルールが多いクライアントの案件は修正回数も多くなりがちです。
副業ライターは時間が限られているため、サクサク進められないクライアントの案件は避けた方が無難でしょう。
依頼内容と単価が見合っているか
依頼内容と単価が見合っているか確認することも重要です。
見出し作成、記事装飾、比較表作成、画像挿入など、本文執筆以外の作業が多いわりに単価が低い案件は、時給に換算すると100円とか200円になってしまう場合があります。
執筆以外の作業は慣れの問題もあるため、初心者のうちは記事作成のみの案件を選ぶことをおすすめします。
評価が低すぎないか
クラウドソーシングの評価が低すぎるクライアントの案件は、よく吟味してから応募しましょう。
評価が低いのにはきっと理由があるはずです。
過去に受注したライターの評価コメントを必ず確認してください。
評価が低いクライアントに多いのが、「連絡が遅い」という評価です。
レスポンスが遅いクライアントは、不明点を質問してもすぐに返信がもらえないことがあるため、作業に支障が出ます。
評価が低いクライアントは単価を高めに設定しているケースもあるため、単価だけに釣られず、仕事の詳細や評価コメントをよく読んでから応募しましょう。
わたしは評価4.8以上のクライアントの案件に応募するようにしているよ
発注数が少なすぎないか
発注数が少なすぎるクライアントも、初心者は避けた方が無難でしょう。
理由は、過去に受注したライターの評価が少なく、どのようなクライアントか未知数のため初心者が受けるにはリスクが高すぎるからです。
発注を始めたばかりのクライアントである可能性もあるため、一概にはいえませんが、少しでもおかしいなと思ったらそのクライアントとは早めに離れた方がいいでしょう。
気を付けた方がいいクライアント
次に、気を付けた方がいいクライアントを見極めるポイントをご紹介します。
連絡が遅い
評価が低いクライアントの特徴でもご説明しましたが、連絡が遅いクライアントはなるべく避けるべきです。
2・3日返信が来なくても大丈夫、という方もいるかもしれませんが、納期が3日で質問しても返信が3日来ないと・・・
不安になりますよね?
同じように、ライター側もなるべく早く返信しないと、クライアントの評価が悪くなってしまいます。
遅くとも24時間以内、可能な限り即レスを心がけましょう。
募集時と仕事の内容が違う
募集時に書かれていたテーマや文字数と違う案件を指示されることがあります。
まだ始めて1カ月くらいの頃、「初心者OK、オウンドメディアの解説記事、文字数5000文字、納期は1週間程度」という募集内容で受注したのに、いただいた案件は「口コミまとめ、文字数15000文字、構成作成の納期2日」ということがありました。
大変勉強になりありがたい案件ではあったのですが、どう考えても初心者向けの案件ではありませんでした。
また、5000文字を予定していたところに3倍の文字数の案件がきたため、他の案件とのスケジュール調整に苦労しました。
他にも、後から追加料金なしで業務を追加されたという話も見かけます。
募集内容とかけ離れた仕事ばかり依頼してくるクライアントは、継続するかよく検討した方がいいでしょう。
修正回数が多すぎる
提出した記事に対する修正回数が多すぎるクライアントも注意が必要です。
一般的には、修正回数は1回というクライアントが多いですが、中には複数回の修正を求めるクライアントもいます。
わたしは、構成段階で3回、本文執筆で4回の修正が入ったことがあります。
毎回指示がコロコロ変わっていたため、おそらく複数名でチェックする体制のクライアントだったのでしょう。
しかも指摘を受けて修正したのに元に戻すような指示もあったので、修正履歴が共有されていなかったと思います。
単価1円10000万文字の案件でしたが、労働時間を考えると最終的にはおそらく時給500円以下でした。悲しくて正確な金額は計算していないです。
これは受注してみないと分からないことがほとんどで、応募前に見極めるのは難しいでしょう。
修正回数が多すぎると時給が100円、200円になることもあるため、次回はお断りするのもアリです。
自分の実力不足であれば「勉強!」と思って頑張るのもいいですが、続けるのが難しい場合は丁重にお断りしましょう。
別のビジネスに勧誘しようとする
クラウドソーシングで案件に応募したら、「この案件は募集を終了したので別の案件をご紹介します」、「別の仕事を紹介するのでLINEに登録してください」などの返信がくることがあります。
そもそも、クラウドソーシングの外部での仕事の斡旋や受注は禁止されているため、「別の仕事を紹介する」というお誘いは明らかな規約違反です。
そして、LINE登録をしてくださいというのは、メルマガなど別のビジネスに呼び込もうとしている可能性があります。
そういうクライアントに出会った場合は、返信をせず事務局に報告して終わりましょう。
ライティング技術を学ぶ方法
ライティング技術を学ぶ方法は、本やブログを読む以外にもたくさんあります。
ライターは、ライティング技術を習得すれば案件獲得につながりやすくなるため、勉強時間も確保したいところです。
副業ライターは勉強する時間も限られているため、なるべく効率よく学びたいですよね。
Webライターがライティング技術を学ぶ方法としておすすめの6つをご紹介します。
ツールには、無料のものと有料のものがあるため、学びたい内容に合わせて色々お試ししてみるのがおすすめです。
添削をしてくれる案件に応募する(無料)
添削をしてくれる案件に応募すれば、案件を実践しつつ技術も学ぶことができます。
現役のライターやディレクターに添削をしてもらえるため、先輩方のテクニックを吸収できる大チャンスです。
しかしながら、担当者によって指導の濃淡が違うため、合う合わないがあるかもしれません。
「マニュアルあり」「件数の指定がない」案件を選ぶようにすれば、マニュアルはもらえますし、万が一「合わないかも」と思った場合も次の案件をお断りしやすいです。
クラウドワークスの「WEBライター検定」を受験する(無料)
クラウドワークスでは、「WEBライター検定」というスキル検定を受けることができます。
初級コースは無料で受験でき、検定を受ける人向けに用意されている講義(YouTube)の視聴も無料です。
WEBライティングの基礎や正しい文章の書き方などを、分かりやすい動画で学ぶことができるため、この動画を見るだけでも十分勉強になります。
ライティング検定自体は、合格率5%と言われるほどかなり難しい内容です。
合格できればWebライターとしての信用が格段に上がるでしょう。
合格すると、クラウドワーク内のプロフィール画面に合格実績が掲載されます。
YouTubeを見る(無料)
YouTubeでライティングを学ぶ方法もあります。
YouTubeなら、通勤時間やお昼休みなどスキマ時間を活用することができるため、非常に効率的な学習方法ではないでしょうか。
チャンネルは、だんぜん「リベラルアーツ大学」が分かりやすくておすすめです。
【第1回】副業としてオススメ!「Webライター」のメリットとデメリット – YouTube
【第2回】初心者でもできるWebライターの始め方【半年で月3万円稼ぐ】 – YouTube
【第3回】Webライターとして絶対に押さえておくべきライティングのコツ – YouTube
【第4回】SEOライティングの大原則【Webライティング講座】 – YouTube
【第5回】ブログ歴17年のプロが教える読みやすい記事の書き方【Webライティング講座】 – YouTube
【第6回】知っておきたいSEO対策のポイント【Webライティング講座】 – YouTube
【第7回】短時間で高品質な記事を書く方法【Webライティング講座】 – YouTube
【第8回】Webライターのお仕事受注方法【Webライティング講座】 – YouTube
【第9回】一緒に仕事をしたいWebライターの特徴【Webライティング講座】 – YouTube
他にも気になった方は、「リベ大 スキルアップチャンネル」で検索してみましょう。
WEBライターの他にもさまざまな仕事の解説動画があるため、とても勉強になるYouTubeのひとつです。
ブログを始める(有料)
Webライターとして継続的な収入を得たいのであれば、ブログを始めるのがおすすめです。
「なんでブログ?」「そんな時間ない!」「めんどくさい!」と思う方もいるかもしれません。
ブログを書くことは、文章を書いたり記事の構成を考えたりする練習になるのです。
そして、いくつか記事をアップしたら、自分のポートフォリオ(実績)としてクライアントに提示することもできます。
初心者は「実績」がないため、ブログで自分の文章を見てもらうというのはかなり有効な手段です。
ブログのツールは、noteなど無料のものよりもWordpressというツールがおすすめです。
案件の中にはWordpressで納品するものも多いため、Wordpressでブログを始めて操作になれておけば、サクサクと書き進められるようになります。
WordPressは、レンタルサーバー代が月々1,000円以下で始められます。
レンタルサーバーは、 ConohaWingというメーカーがおすすめです。
処理速度が速いのと、「WINGパック」というプランを利用すれば、Wordpressが簡単に始められますよ。
文章校正ツールを利用する(有料)
Webライターがライティングスキルを上達させるためには、文章校正ツールを利用するのもおすすめです。
文章校正ツールはいくつか種類がありますが、その中で、おすすめの文章校正ツールは以下2つです。
文章校正ツールは無料のものや有料のものが複数あります。
so-zou.jp
無料ツールから、so-zou.jpをご紹介します。
とにかくシンプルで使いやすく、無料で誰でも簡単に使えるのが特徴です。
so-zou.jpで抽出できる主な検査内容は以下の通り。
基本的な誤字脱字チェックのほか、文章がおかしなところや助詞の不足、表外漢字についても検出できるところが、使いやすいポイントです。
文章作成アドバイスツール【文賢】
有料のツールから、文章作成アドバイスツール【文賢】をご紹介します。
文賢でできることは以下の通り。
無料ツールより圧倒的にできることが多く、文章校正だけでなく「推敲支援機能」があることが特徴です。
初心者ライターは、クライアントから指摘される修正箇所がたくさんあると思います。
慣れるまで、文賢を使って正しい文章の書き方を練習するという使い方がおすすめです。
最初の頃は修正ばかりでがっかりするかもしれませんが、みんなそんなものなので、落ち込まないでくださいね!
わたしは最高64箇所修正があったよ~(多すぎ?笑)
Webライティング講座を受講する(有料)
Webライティング講座を受講するという方法もあります。
有料の講座ですが、WebライティングやSEO対策の知識が身に着けられるためおすすめです。
初心者、副業ライターにおすすめの講座をご紹介します。
ライティング講座で基礎をしっかり学べば、経験が浅くても魅力的な文章が書けるようになるでしょう。
途中で挫折しないコツ
Webライターの中には、途中で挫折してしまう人も少なくありません。
「なかなか案件が取れない」
「単価があがらない」
「うまく書けない」
「執筆スピードが遅くて時間がかかりすぎる」
挫折する理由は人それぞれですが、同じような悩みを抱えているライターはたくさんいるので安心してください。
挫折しそうになった時にできること、心がけるといいことをご紹介します。
具体的な目標金額を設定する
目標金額を設定しましょう。これは、最初に必ず決めておいてほしいです。
目標金額から逆算すると、「いくらの案件」を「何件やれば」目標達成するのか意識してほしいからです。
例えば目標金額が30,000円の場合・・・
・3,000円の案件なら10本
・5,000円の案件なら6本
副業ライターは、「お給料以外に月々〇万円くらいあったらなぁ」と考えて始める人が多いと思います。
具体的な目標金額を定めて、それを達成するためのタスクまでしっかり決めれば、ぐんと達成率が上がります。
達成率が上がる=モチベ―ションが上がるよ!
案件を選びすぎない
なかなか案件が取れない人は、案件を選びすぎている可能性があります。
得意なジャンルだけに応募しているけど、なかなか案件が取れないという人は、ターゲットを広げてみるといいです。
得意なジャンルの方がいい記事を書ける可能性が高いと思います。
でも、初心者のうちはとにかく実績を増やすことが大事なので、少しでも興味があるジャンルがあれば応募してみましょう。
文字数の少ない案件に応募する
ライティング技術が未熟なうちは、文字数の少ない案件に応募しましょう。
文字数が多い案件は、書き上げるまでに時間がかかるため、途中で嫌になってくる可能性があります。
また、慣れないうちは執筆に時間がかかるため、納期に間に合うかハラハラすると思います。
最初のうちは、1,000文字以内~多くても3,000文字以内の記事がおすすめです。
うまくいかなくても気にしすぎない
Webライターに限ったことではありませんが、うまくいかなくても気にしすぎないことが大切です。
クライアントから厳しいフィードバックをもらったとしても、「いいことを教えてもらった」と好意的に受け止めましょう。
他人と比べないことも大切です。
SNSを見ていると「初月から〇〇円達成!」とか「〇件獲得!」と書かれていていることがあります。
最初から順風満帆に進められる人は少数ですし、SNSにはいいことだけを書いている可能性が高いので、そういう人と自分を比べても意味がないです。
誰でも最初は初心者なので、「うまくいかないのが当たり前」とどっしり構えておきましょう。
事前準備をしっかりする
副業ライターは時間の使い方が何より大切です。
「記事の構成」を最初にしっかり作りこみましょう。
記事の構成をラフに作って、何を書くか考えながら書こうとすると、執筆時間が読めなくなってしまいます。
最初に構成を作りこんでおけば、あとはひたすら執筆マシーンとして書くことに集中できるので、完成スピードが速いです。
執筆だけに特化すれば、1時間で2,000文字~2,500文字くらいは書けるようになりますよ。
納期に余裕がある案件に応募する
納期に余裕がある案件に応募しましょう。
始めてのクライアントとの仕事は、どんなテーマが来るか、どんな執筆ルールがあるのか分からないことが多いです。質問してから返信が来るまでのスピードも分かりません。
副業ライターには本業があるので、納期が短いとスケジュール調整が大変です。
納期に間に合うかプレッシャーを感じるのも、モチベーションが下がる原因になるので、納期に余裕がある案件を選ぶようにしましょう。
Webライター用語集
この記事に出てくるWebライター用語を解説します。
用語 | 意味 |
E-A-T | Googleの「検索品質評価ガイドライン」に提示されている「Expertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、 Trustworthiness(信頼性)」のこと。 その頭文字を取って「E-A-T」と呼ばれています。SEO対策として、コンテンツがこの3要素を満たしているかが重要となります。2022年12月から新たに「Experience(経験)」という評価要素が加わり「E-E-A-T」と呼ばれています。 |
SEO | 「Search Engine Optimization=検索エンジン最適化」 ユーザーが特定のキーワードをGoogleで検索した時に、自身のサイトを検索上位に表示させたり、ページ内容が正しく評価されるようWebサイトを改善させることです。 |
競合調査 | 特定の検索キーワードで上位に表示されているサイトを分析し、各サイトの共通点や差別化を図っている情報を把握することです。 自身のサイトが、他の記事より検索上位に来るようにすることが、競合調査をする目的です。 |
Googleドキュメント | レポートや提案書作成をする際に使えるツールです。 複数のユーザーが同時に作業することができ、他のユーザーが行った変更点を確認することもできます。 Webライター案件ではよく使われているツールです。 |
コピペ率 | 他のサイトに掲載されている文章との類似点を割合で表した指標。俗にいう「コピペ」をしていないか確認するため、ツールを使ってコピペ率チェックを行うクライアントが多いです。 著作権に触れるため、恣意的なコピペは絶対にやめましょう。 |
推敲(すいこう) | 文章をよりよくするため、何度も考え直したり、作り直したりすることです。 |
チャットワーク | 企業向けのチャットツールです。 ペンネームでもやり取りできるため便利です。無料・有料版があります。 Chatwork – 中小企業向けビジネスチャット 国内利用者数No.1 |
note | 無料で記事や画像を掲載できるツールです。 このツールでブログを書いたり、情報発信をしているライターも多くいます。 |
YMYL | YMYLとは、「Your Money Your Life」の頭文字を取った言葉で、主にお金や生活に関わるジャンルのことを指します。そのほか、医療・健康・安全などの人に影響を与える可能性が高いジャンルのことで、YMYLジャンルの記事でSEOを上げるのは非常に難しいと言われています。 |
WordPress | ブログを作成するための、無料で使えるソフトウェアです。 各種「テーマ」があり、ページのデザインや機能などを個別にカスタマイズすることができます。 |
まとめ
この記事では、Webライターの始め方を知りたい方に向けて、「初心者がWebライターを始める時にやるべきこと」を12STEPでまとめました。
Webライターは、いつでもどこでも場所を選ばずに働けるのが魅力のお仕事です。
仕事を通じて、「昨日まで知らなかったことが分かるようになる」「自分の得意なことや好きなことが誰かのためになる」ということも、やりがいのひとつではないでしょうか。
本業にしたいと思っている人も、副業で活躍したいと思っている人も、ぜひ一緒に始めてみませんか。
Webライターの始め方を理解したアナタはきっとスムーズに始められるはずです!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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